
砂パ考察
主に特性:砂起こしのポケモン(カバルドンorバンギラス)を主軸としたパーティ
天候が砂になる事になって起こる現象は以下の数点
- 地面/岩/鋼タイプ以外のポケモンは毎ターン終了時に最大でHPの1/16分ダメージを受ける
- 特性:砂隠れのポケモンの回避率が1.25倍になる
- 特性:砂掻きのポケモンの素早さが2倍になる
- 特性:砂の力のポケモンの地面/岩/鋼タイプの技の威力が1.2倍になる
- 岩タイプのポケモンの特殊防御(D)が1.5倍になる
- 「月の光」「光合成」「朝の日差し」の回復量が1/4に減少する
- 「ソーラービーム」の威力が半減する
などの点が挙げられる
BW環境になり、砂パはかなり強化されたと言っても過言ではない
新たに加わった特性「砂掻き」「砂の力」を持ったポケモンを
パーティ内のアタッカーとして据えて
砂ダメージを食らわないポケモンを受けとして据える事が多い
アタッカーとして注目をされているのは「ドリュウズ」「ランドロス」「ガブリアス」
特に「ドリュウズ」に関しては
攻撃種族値135という高火力に加えて素早さが2倍になり、更に持ち物に自由が利くと
もう至れりつくせりといった状態が天候砂嵐
BW環境でのトップメタの筆頭であるドリュウズの対策を怠ってランダムに挑めば
次々と襲い掛かる砂ドリュウズに全抜きされてしまう事が容易に想像できる
基本戦術(カバルドン主軸)
天候変化ポケモンが「カバルドン」の場合
現環境のカバルドンの役割は「砂を起こす事」と「欠伸を撒き散らして相手を眠らせる事」
この二つであると言っても間違いではないでしょう
欠伸をただひたすら連打しているだけで
天候ダメージがはいっていき、じりじりとこちらのポケモンは体力が削られていきます
迂闊に欠伸の入った状態でカバルドンを殴って倒してしまえば
後ろからドリュウズが出てきて、積みの起点にされてしまいます
その積み技が「剣の舞」であろうと「身代わり」であろうと、両方であろうと
カバルドンの欠伸ループから抜けられないだけで
A135の相手から高火力技が先制技でもないと抜けない素早さで打たれ続け
こちらの手持ちが崩壊してしまいます
後ろから出てくるポケモンがドリュウズだけならば
受けられるポケモンを用意しておけばいいのですが
ドリュウズの他に例として、「蝶の舞」を使ってくるウルガモス
特性:加速と、剣の舞から殴りかかってくるバシャーモ
などのポケモンも候補に挙がってきますので、ドリュウズだけ対処しても
相手がドリュウズ以外のポケモンを選出しただけで終わってしまいます
欠伸からの流れで出てくるポケモン例
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技構成: | 欠伸 | 選択肢 | 選択肢 | 選択肢 | |
選択肢: | 地震/吠える/エッジ/ステロ/怠ける | ||||
持ち物: | オボン/イトケ/残飯/ゴツメ etc. |
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技構成: | 地震 | 岩雪崩 | 選択肢 | 選択肢 | |
選択肢: | シザクロ/燕返し/剣舞/身代わり | ||||
持ち物: | 命の珠or気合の襷 |
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技構成: | 大文字 | さざめき | 蝶の舞 | 選択肢 | |
選択肢: | サイキネ/めざパ各種/身代わり | ||||
持ち物: | ラム/ジュエル/残飯 etc. |
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技構成: | 殻を破る | 氷柱針 | ロクブラ | 選択肢 | |
選択肢: | ドロポン/氷の礫 etc. | ||||
持ち物: | ジュエル/ラム/襷 etc. |
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技構成: | 飛び膝 | フレドラ | 選択肢 | 選択肢 | |
選択肢: | 剣舞/身代わり/めざパ/シャドクロ | ||||
持ち物: | 命の珠/ジュエル etc. |
主な対抗策:
1.カバルドンの欠伸より先に動いてカバルドンを倒してしまう
2.カバルドンの欠伸より先に動いてカバルドンに「挑発」を入れて欠伸を封じる
3.特性:不眠や、ラムの実/カゴの実等を使って相手の安定行動を封じる
4.大爆発/置き土産などの自主退場技で欠伸ループから抜け出す
など
対策として採用されやすいポケモン例:
眼鏡or水ジュエル持ちロトム(水)/マリルリ@ラム/スイクン(身代わり) など
基本戦術(バンギラス主軸)
天候変化要因が「バンギラス」の場合
相手の手持ちに「ガブリアス」がお供にいる場合は
別ページにて紹介する「電磁波砂パ」を警戒してください
後ろにいるポケモンが「ドリュウズ」の場合は
カバルドンの時とは戦術が異なります
砂を起こしてドリュウズの特性を発動させるのに変わりはありませんが
バンギラスの場合、その種族値と、岩タイプがあるおかげで
特殊耐久が驚くほど高くなるため
並みの特殊アタッカーでは突破が困難になります
先程のカバルドンは、一種の「起点作り」がメインの役割ですが
バンギ-ドリュウズの組み合わせのバンギラスは違います
自ら砂を起こしD耐久を強化する事で
努力値の振り方によっては、弱点すら平気で耐えられる程になる為
特殊アタッカーに対して後だしから、逃げる相手を追い討ちで確実に処理する
ドリュウズの積みの起点ではなく、ドリュウズの攻撃で落とせる圏内に
相手のポケモンを削っていくという役割があります
そのため、バンギ-ドリュウズのバンギラスは基本的に以下の型が多いです
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スカーフ特殊型 | |||||
技構成: | 悪の波動 | 大文字 | 冷凍B | 選択肢 | |
選択肢: | 岩雪崩/10万ボルト/燕返し etc. | ||||
持ち物: | 拘りスカーフ |
スカーフ物理型 | |||||
技構成: | 岩技 | 悪技 | 選択肢 | 選択肢 | |
選択肢: | 冷P/炎P/蹴手繰り etc. | ||||
持ち物: | 拘りスカーフ |
役割遂行型 | |||||
技構成: | 追い討ち | 選択肢 | 選択肢 | 選択肢 | |
選択肢: | エッジ/噛み砕く/冷P etc. | ||||
持ち物: | 拘り鉢巻/悪ジュエル |
バンギ-ドリュウズの組み合わせは何か起点を作って戦うというよりは
よりスタンダードな戦いをしてくるパターンが多いです
しかし、天候を奪われてしまうと
後ろに控えているドリュウズの餌にされてしまうので
しっかりと対策が必要になります
主な対抗策:
1.両方の弱点になるタイプ(格闘/水)の技を搭載したポケモンで牽制する
2.自軍に有利な天候にする/天候を書き換えてドリュウズの機能を低下させる
など
対策として採用されやすいポケモン例:
ローブシン/マリルリ/エアームド/グライオン etc