
雨パ考察
BWからの新要素「夢特性」にて、4世代まではカイオーガしか持っていなかった特性
雨降らしを取得したニョロトノを主軸としたパーティ
まずは天候が雨になると、どのような効果があるのかを見てみましょう
- 水タイプの技のダメージが通常時の1.5倍になる
- 炎タイプの技のダメージが通常時の0.5倍になる
- 特性:乾燥肌のポケモンは毎ターン終了時にHPが1/8回復する
- 特性:雨受け皿のポケモンは毎ターン終了時にHPが1/16回復する
- 特性:すいすいのポケモンの素早さが2倍になる
- 特性:潤いボディのポケモンは毎ターン終了時に状態異常が回復する
- 「雷」「暴風」の命中が70→必中になる
- 「月の光」「光合成」「朝の日差し」の回復量が1/4に減少する
- 「ソーラービーム」の威力が半減する
などの点が挙げられる
基本的な流れはいたってシンプル
強化された水技をメインとし、特性で素早さの上がるポケモン等をエースに据えて
そのポケモンが対応しきれないポケモンを他のメンバーでカバーする
といった流れになる。
雨パのエースといえば「キングドラ」であるが
基本的には特殊がメインなので、特殊受けのポケモンに弱いが
もちろん雨パを使っている側もそのくらいは把握しているので
ただ単に特殊受けを入れたからといって対策したつもりになっていると
そのポケモンを失った瞬間に雨ドロポンで他の全員が持っていかれてしまう
基本戦術
天候変化ポケモンはもちろん「ニョロトノ」
残念ながらカイオーガはwi-fiランダムマッチで使用することはできないので
雨パのアタッカーらしきポケモンがいるのに、ニョロトノがいない場合は
そのアタッカー自身に「雨乞い」という技が入っているか
その他のポケモンによる「雨乞い」でのサポートが入ってくるので注意したい
天候を雨にした後に出てくる雨パのアタッカーは以下のポケモンがメイン
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技構成: | 滝登り | 瓦割り | 選択肢 | 選択肢 | |
選択肢: | 地震/エッジ/腹太鼓/身代わり etc. | ||||
持ち物: | オボンの実 etc. |
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技構成: | ドロポン | 竜の波動 | 選択肢 | 選択肢 | |
選択肢: | 波乗り/流星群/身代わり | ||||
持ち物: | 命の珠or拘り眼鏡 |
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技構成: | ドロポン | エナボ | 冷凍B | 選択肢 | |
選択肢: | めざパ各種/雨乞い/身代わり etc. | ||||
持ち物: | 命の珠 etc. |
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技構成: | 神速 | 選択肢 | 選択肢 | 選択肢 | |
選択肢: | 特殊or物理一致技 | ||||
持ち物: | ジュエルor鉢巻 etc. |
基本的には彼らがメインのアタッカーとして入ってくる事が多いが
天候が大雨な事により、「雷」が必中になるのを利用して
電気タイプのポケモンが一致威力120技を主力に戦ってくる事も充分考えられる
カイリューに関しては、タイプ一致特殊技の「暴風」も必中になる事で
雨パの場合は特殊型も多く見られる
流星群/暴風/大文字or雷/神速という技構成が特殊のテンプレ
物理型は、雨パが若干苦労しがちな
特殊受けや、ラティオスなどのポケモンに対して強いということで
アタッカーというよりは、雨パ対策に対する対抗手段という役割で入っている事が多い
逆鱗/炎のパンチ/地震/神速の拘り鉢巻型や
逆鱗/炎のパンチ/神速/竜の舞の舞型などもいるので
雨パのカイリューの型を一目で見分けるのは困難を極める
しかし雨パの弱点といえば、やはりそのメイン技の命中率である
基本的には「ハイドロポンプ」や「雷」「暴風」などを技構成に入れている為
命中率が不安定な技に偏りがちである
ここぞという時にハイドロポンプをはずして泣きを見た方も大勢いるでしょうが
それをカバーする程、命中したときのハイドロポンプの火力は高い
いまひとつで受けれるから充分対策になるだろうと水タイプのポケモンを入れても
相手も水ポケモンが多い事だけは忘れないでほしいところ。
受けれても、相手への有効打がなければ
相手に結局高火力の技で押し切られてしまう事になってしまいます。
次に始動要因となるニョロトノの主な型を考察してみたいと思います
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技構成: | 水技 | サブ技 | 選択肢 | 選択肢 | ||||||
水技: | ハイドロポンプ/波乗り/熱湯 | |||||||||
サブ技: | 冷凍B/気合玉/めざパ各種 | |||||||||
補助技: | 滅び/毒々/アンコ/催眠 | |||||||||
持ち物: | オボン/残飯/ジュエル/スカーフ etc. |
このように技の選択肢が豊富なニョロトノ
補助技を絡めて、努力値を耐久方面に回した型が来たと思ったら
実は拘りスカーフのアタッカーだったり
と思えば「守る」などを絡めて残飯持ちの耐久型だったり、ジュエルドロポンを打ってきたり
雨パのニョロトノは本当に何をしてくるかわかりづらいです。
ソーナンスと組んで、滅びの歌からソーナンスにつないで逃げられなくするタイプや
催眠術を使ってくるタイプももちろんいます、わかりにくいですね
正直なところ、対策をするのは難しいですが、ものすごく耐久があったり
ものすごく火力が高いポケモンではないので、相手の出方、パーティ構築を見ながら型を予想していき
うまく立ち回ってくださいとしか言えないレベルで読めません。
ニョロトノというポケモンがどのような技を主に打ってくるかだけでも把握しておく事が
最大の対策だと思われます。
基本戦術2
こちらは「脱出ボタン」というアイテムに注目した雨の戦い方。
ニョロトノという天候変化ポケモンに脱出ボタンを持たせて
天候を雨に書き換えながら雨エースを無傷で場に出すのが狙い
天候を書き換えることがでないパーティに対しては必要のない戦術ではあるが
相手に天候を書き換えられてしまうと、せっかくの雨エースの特性であったり
強力なメインウエポンの火力が下がってしまったりと不都合ばかり
それならいっそニョロトノは雨を降らせるという役に徹してもらう事で
2度3度と繰り返し出す事ができるようになり、相手にも負荷がかけやすくなる
また、雨エースが傷つかずに場に出れる事により
アタッカーも仕事を遂行しやすくなるといった利点がある
先発にアタッカー→とんぼ返り等の打ち逃げが利く技で様子見/直接ニョロトノ出し
→天候が雨になる→相手の攻撃を受ける→脱出ボタン発動で再度アタッカーを出す
雨の恩恵を受けエースが攻撃
といった流れがテンプレの流れとなっているので覚えておきましょう。
この戦術の主なアタッカーは以下の型が使われる事が多い
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技構成: | 暴風 | エアスラ | とんぼ | 選択肢 | |
選択肢: | 草結び/熱風/馬鹿力/寝言 etc. | ||||
持ち物: | 拘り眼鏡/命の珠 etc. |
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技構成: | 流星群 | 波乗り | 竜の波動 | 選択肢 | |
選択肢: | ドロポン/寝言 | ||||
持ち物: | 拘り眼鏡 |
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技構成: | 地震 | エッジ | とんぼ | 選択肢 | |
選択肢: | 逆鱗/大爆発etc | ||||
持ち物: | 拘りスカーフ |
ランドロスに関しては先発に置く事で雨パに対して出てきやすい電気タイプのポケモンの
電気技を抑制しつつとんぼ返りで様子見をすることで
居座った場合ランドロスに無効である電気技を打ってくる事がほぼないと判断して
脱出ボタンニョロトノにつなぎやすい点や
単純に相手に地面タイプがいるという事を見せておくだけで
無償降臨を嫌って電気技を打ちにくくさせる働きもある
エースというよりはサブエースとしての働きがメインの仕事と言える
残り2体に関しては雨の恩恵を受けた必中暴風と超火力ハイドロポンプがあるので
言わずもがな雨エースとしてはふさわしいと言える。
主な対抗策:
1.雨前提で構築されているポケモンが多いので天候を雨状態にしない
2.ハイドロポンプ等の水技を特性:貯水/呼び水等で封じてしまう
3.主に特殊アタッカーが多くなるので、草タイプや水タイプの特殊受けを用意する
4.手持ちに「雷」持ちのポケモンを用意して、雨が降ったらありがたく必中雷を打つ
など
対策として採用されやすいポケモン例:
天候変化ポケモン各種/ナットレイ/輝石ラッキー/ハピナス/カイリュー など